ヤマハルーター 回線自動判別の謎

ヤマハルータ

ヤマハルーターにて、Web管理画面より、プロバイダー接続設定をウィザードで進めていくと、回線自動判別なるものが行われ、「PPPoE接続が利用可能です。」と表示されます。

画像

この時、実際に何が行われているかを調べてみようと思う。

syslog debug on

と設定して、詳しいログが出力される状態にして、回線自動判別を実行すると、ログに以下が出力される。

2023/05/31 20:31:46: PPPOE[01] Connecting to PPPoE server
2023/05/31 20:31:46: PPPOE[01] SEND PADI
2023/05/31 20:31:46: PPPOE[01] RECV PADO
2023/05/31 20:31:46: PPPOE[01] SEND PADR
2023/05/31 20:31:46: PPPOE[01] RECV PADS

2023/05/31 20:31:46: PPPOE[01] PPPoE Connect
2023/05/31 20:31:46: PPPOE[01] RECV PADT
2023/05/31 20:31:46: PPPOE[01] SEND PADT
2023/05/31 20:31:46: PPPOE[01] Disconnected, cause [PPP: I refused authentication]

PPPoE Serverに接続に行き、最終的には認証に失敗して切断されたというメッセージが出力されている。

太字にした4行は、PPPoEのディスカバリーステージの通信のやりとりの部分です。
PPPOE[01] SEND PADI 「PPPoEサーバーはどこですか?」
PPPOE[01] RECV PADO 「PPPoEサーバーは私です。」
PPPOE[01] SEND PADR 「接続しても良いですか?」
PPPOE[01] RECV PADS 「いいですよ。」

このように、実際にPPPoE Serverへの接続を試みることでPPPoE接続が可能な回線かをチェックしているようです。
認証が失敗しても、PPPoE Serverとのやり取りがあったことで、PPPoE接続が利用可能な回線であると判断しているようです。

今度、Wiresharkでパケットキャプチャして、より詳しく通信を確認してみようと思います。
ご興味のあるかたは、フォローして少々お待ちください。

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