ヤマハルーターのファームウェアのアップデートをしたいが、アップデートするタイミングで再起動が必要なので、昼間ではなく夜間や休日のうちにやってしまいたいことはあるかと思います。
そんな時、時刻を指定してヤマハルーターのファームウェアのリビジョンアップする方法をご紹介します。
まずは正確な時刻を合わすために、
ntpdate ntp.nict.jp
と実行して、標準時刻に合わせます。
私は、てっきり、schedule at コマンドを使えばできると思っていました。
schedule atコマンドとは、日時を指定して、コマンドを実行できる
コマンドです。
そして、
http revision-up go
コマンドがファームウェアバージョンアップのためのコマンドなので、
schedule at でhttp revision-up go を指定すれば良いと考えました。
なので、例えば、3月22日の午後23時にファームウェアのバージョンアップを実行させたいとして、schedule at 1 3/22 23:00 * http revision-up go
と設定すれば良いのかなと考えたのですが、
schedule atで実行を指定できないコマンドがあり、
http revision-up goはそれに該当していました。
ちなみに、古いRT57iでは、想定通りの方法で上手くいきましたが、
型番が新しくなると、セキュリティ強化のためかできなくなるようです。
では、どうするかというと、
http revision-up schedule
コマンドを使います。
[設定例]
http revision-up schedule daily 23:00 02:00
# 毎日、23 時から翌日 2 時までの間
http revision-up schedule weekly sun 12:00 13:00
# 日曜日の昼 12 時から 13 時までの間
http revision-up schedule monthly 1 23:00 0:00
# 毎月 1 日の 23 時から 24 時までの間
http revision-up schedule startup
# 起動時
今回は、
http revision-up schedule monthly 23 15:00 15:15
で実行してみました。
以下、ログの出力結果です。
2023/03/23 15:02:07: [HTTP REVUP] http revision up started by schedule
2023/03/23 15:02:07: [HTTP REVUP] Start Revision Check
2023/03/23 15:02:07: [HTTP REVUP] Found New Revision Firmware
2023/03/23 15:02:07: [HTTP REVUP] Now Revision: Rev.11.00.42
2023/03/23 15:02:07: [HTTP REVUP] New Revision: Rev.11.00.43
2023/03/23 15:02:07: [HTTP REVUP] Start Revision Up
2023/03/23 15:02:13: [HTTP REVUP] Firmware Downloaded
2023/03/23 15:02:13: [HTTP REVUP] Revison updating…
2023/03/23 15:02:15: [HTTP REVUP] Finish
2023/03/23 15:02:15: Restarting router
15時2分にリビジョンアップが始まり、
Rev.11.00.42からRev.11.00.43へアップデートされていることがわかります。
リビジョンアップが終わると自動で再起動しています。
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