![](https://i0.wp.com/www.noblehero.jp/wp-content/uploads/2023/10/有料noteヤマハルータ―関連まとめ2.png?resize=1024%2C250&ssl=1)
NVRシリーズやその前の型番RT58iやRT57iは、VoIP機能を持っていて、
TELポートに電話機を接続して利用することができる。
![画像](https://i0.wp.com/assets.st-note.com/img/1678278133595-0X4ANrT5FF.png?w=1256&ssl=1)
そして、VoIP機能を持ったヤマハルーター同士はカスケード接続といって、
1台を親機として、他のルーターを子機として連携させ、お互いのTELポートに接続した電話機同士で内線通話することが可能です。
![画像](https://i0.wp.com/assets.st-note.com/img/1678278513120-DQAKXyvGLp.png?w=1256&ssl=1)
![画像](https://i0.wp.com/assets.st-note.com/img/1678314142940-RjGfuYBssL.png?w=1256&ssl=1)
![画像](https://i0.wp.com/assets.st-note.com/img/1678314297742-q153qF0JME.png?w=1256&ssl=1)
親機は自身および子機に機器番号を設定でき、機器番号と接続したTELポートにより内線番号が決まります。
![画像](https://i0.wp.com/assets.st-note.com/img/1678278615512-ib4YUlcbvk.png?w=1256&ssl=1)
例えば、機器番号が1、TELポート2に接続された電話機は内線番号12となり、機器番号が2、TELポート1に接続された電話機は内線番号21となります。
例えば、内線番号21へ発信する時は、*21などとダイヤルします。
アスタリスクを付けるのがポイントです。
このカスケード接続での内線は、VPN経由でも可能なのか検証してみました。検証環境は以下のようになります。
![画像](https://i0.wp.com/assets.st-note.com/img/1678278991532-nvkMiNDjeq.png?w=1256&ssl=1)
RTX830同士をフレッツv6オプションを利用して、IPv6のVPNを構築します。IPv6の拠点間VPN設定の具体的な手順は以下noteをご覧ください。
VPN構築後、それぞれのRTX830と同一のネットワークにVoIP機能付きヤマハルーターNVR500、RT58i、RT57iを設定します。
VPN経由で、NVR500を親機、RT57iを子機としてカスケード接続する設定をしました。
もし親機と子機が同じLAN上であれば、それぞれ親機と子機の設定をすることで、親機と子機はお互いを自動検出します。
VPN接続で、異なるネットワークに接続されている場合、自動検出されないので、子機側で親機のIPアドレスを指定する必要があります。
RT57iでは、WebGUIで、親機のIPアドレスを指定する項目はありません。
そのためコマンドでの設定が必要です。
その設定は、以下のようになります
analog extension master 192.168.1.99
親機のIPアドレスが192.168.1.99の場合の例です。
これで、VPN経由でのカスケード接続が出来き、
RT57iを親機のカスケード設定の画面にて機器番号3に設定することが出来ました。
![画像](https://i0.wp.com/assets.st-note.com/img/1678279827468-6Yks28juSD.png?w=1256&ssl=1)
VPNを経由した内線通話も成功しました。
![](https://i0.wp.com/www.noblehero.jp/wp-content/uploads/2023/10/有料noteヤマハルータ―関連まとめ2.png?resize=1024%2C250&ssl=1)
コメント