![](https://i0.wp.com/www.noblehero.jp/wp-content/uploads/2023/10/有料noteヤマハルータ―関連まとめ2.png?resize=1024%2C250&ssl=1)
前に「サブネットマスクをざっくり理解する」という記事を書きましたが、今回はその続編とも言える、IPアドレスのサブネットマスクを変えてネットワークを分割する方法をご紹介しようとおもいます。
今回の記事の内容を理解することで、サブネットマスクの理解を深めることができ、実戦でも活用できるようになります。
![画像](https://i0.wp.com/assets.st-note.com/img/1670058389828-SLcekFG6Gx.png?w=1256&ssl=1)
は、比較的良く目にするネットワークだと思いますが、このサブネットマスク24ビットを変えることで、どのようにネットワークが分割できるのかを具体的に考えていってみましょう。
![画像](https://i0.wp.com/assets.st-note.com/img/1670057866740-KaJ8Y17HaS.png?w=1256&ssl=1)
復習となりますが、サブネットマスクが0のところがホスト部であると考え、ネットワーク部が同じものは、同一ネットワークであると考えます。
サブネットマスク24ビットを25ビットに変えると、
![画像](https://i0.wp.com/assets.st-note.com/img/1670058267641-7iXK3AeOBo.png?w=1256&ssl=1)
![画像](https://i0.wp.com/assets.st-note.com/img/1670058280620-bVesqwBGkT.png?w=1256&ssl=1)
となります。このままの表示では、ネットワーク部とホスト部の区切りが良くわからないので、128を2進数であらわします。
![画像](https://i0.wp.com/assets.st-note.com/img/1670121553575-BZNWZEz53V.png?w=1256&ssl=1)
この10000000が、128を2進数であらわしたものです。
これで、ネットワーク部とホスト部を考えてみると、
8ビットのうちの最初の1ビットまでがネットワーク部を表します。
![画像](https://i0.wp.com/assets.st-note.com/img/1670121660626-e7LOnQqVFF.png?w=1256&ssl=1)
そこが0か1かで、ネットワーク部が異なることとなり別ネットワークになります。
![画像](https://i0.wp.com/assets.st-note.com/img/1670121694220-gnhYebNTjt.png?w=1256&ssl=1)
残り7ビットがホスト部となり、0000000から1111111までの値をとりえますが、
![画像](https://i0.wp.com/assets.st-note.com/img/1670059496794-k8Rxre61lh.png?w=1256&ssl=1)
オール0とオール1は、IPアドレスとして利用できないと考えるので、
実際は、0000001~1111110が取りうる値となり、
![画像](https://i0.wp.com/assets.st-note.com/img/1670059965952-3HKv1YWMHK.png?w=1256&ssl=1)
これを再び10進数であらわすと、
ネットワーク部は、それぞれ
![画像](https://i0.wp.com/assets.st-note.com/img/1670117630637-f1NN7bwIZm.png?w=1256&ssl=1)
と表現でき、それぞれのIPアドレスの取りうる値は、以下のようになります。
![画像](https://i0.wp.com/assets.st-note.com/img/1670060371444-9Wi36ZXddd.png?w=1256&ssl=1)
これをヤマハルータ―でポートベースVLANの設定で実際に設定することを考えてみます。RTX830に下図のようなイメージで設定します。
![画像](https://i0.wp.com/assets.st-note.com/img/1670061493270-Jzku6lVzyI.png?w=1256&ssl=1)
ヤマハルーターのVLAN1とVLAN2にそれぞれIPアドレス
192.168.100.1/25 ,192.168.100.129/25を割り当て,
それぞれのネットワークにDHCPでIPアドレスを割り振ります。
設定例は下記のようになります。
lan type lan1 port-based-option=divide-network
vlan port mapping lan1.1 vlan1
vlan port mapping lan1.2 vlan1
vlan port mapping lan1.3 vlan2
vlan port mapping lan1.4 vlan2
ip vlan1 address 192.168.100.1/25
ip vlan2 address 192.168.100.129/25
dhcp scope 1 192.168.100.2-192.168.100.126/25
dhcp scope 2 192.168.100.130-192.168.100.254/25
ヤマハルーターのポートベースVLANの設定については、以下の動画が参考になります。
もし、サブネットマスクを25ビットにせずに、24ビットマスクで
VLAN1に、192.168.100.1/24
VLAN2に、192.168.100.129/24
を割り当ててしまうと、正常動作しないのでご注意ください。
またサブネットマスクをさらに長くして26ビットにしたとすると
ネットワークは4分割できることになります。
![画像](https://i0.wp.com/assets.st-note.com/img/1670122211657-PGZcx7qzif.png?w=1256&ssl=1)
![画像](https://i0.wp.com/assets.st-note.com/img/1670122300157-L5eYbjiItk.png?w=1256&ssl=1)
当たり前ですが、ネットワークを分割すると、それぞれのネットワークで利用できる端末数は少なくなることに注意しましょう。
ネットワークを分割することのメリットですが、ブロードキャストドメインを小さくできて、ネットワークの混雑を緩和できる。
それぞれのネットワークで、別々のルールなどを適用できるなどです。
この記事の内容を動画にしたものはコチラ
![](https://i0.wp.com/www.noblehero.jp/wp-content/uploads/2023/10/有料noteヤマハルータ―関連まとめ2.png?resize=1024%2C250&ssl=1)
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