本日は、少年少女剣道大会の審判をやってきた。
剣道の審判をやる日は、一年で最も気が重い日だ。
なぜなら、責任が重く、とても難しいからだ。
私が受け持ったコートは、小学生高学年。
小学生といえども、稽古を積んだ強豪道場の子供の
動きはとても速い。
剣道は瞬間的に技を繰り出し、かつ
お互いに同時に打ち込むこともあるので、
判定はとても難易度が高く、剣道の相当な経験者にしかできない。
父兄の人達も、相当熱くなって応援しているので、
不信を感じるような判定をすると、たたかれる。
団体戦は、5人制なのだが、制限時間以内に決着がつかないと
引き分けがあるので、5人の試合が終わった時点で、
勝者数が同じ場合がある。そんな時は、代表戦となり、
チームの一人が選出されて1本勝負で勝敗を決することとなる。
そうなると、試合の白熱度はマックスとなる。
はたから見ている分には、面白いが、審判をやる立場からすると
とんでもないプレッシャーになるのだ。
数千円程度の謝礼はもらえるのだが、無論その数千円が欲しいわけではない。
できれば、数千円払ってでもやりたくない仕事だ。
では、なぜ引き受けているか。それは、私は子供のころから剣道を
やっているが、その時誰かが、審判をやってくれていたから、
試合ができた。そして、今現在も試合に出ることがあるが、
その時も、審判をやってくれている人がいる。
自分の順番が回って来たときに、恩を忘れ、
やりたくないからと言って、
逃げるのは卑怯者の恥知らずがやることだ。と思っている。
だから、なにか大きな失敗をするのではなかろうかという
不安を抱えながらも最善の審判ができるよう取り組んでいる。
幸い今日は大きなトラブルもなく審判を終えることができた。
来週も審判をする予定がある。
来週も良い審判ができるよう努めたいと思う。
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