古いWi-Fiルーターを中継器として復活させる

Wi-Fi

Wi-Fiルータ―には中継機機能を持ったものがあります。
その中継機能を利用することで得られるメリットをご紹介します。

新しいWi-Fiルータを買って、古いWi-Fiルータが余っている場合、
それを中継機として有効利用できるかもしれません。

下図は、構成イメージです。
実際に検証に使った製品の型番なども図に記載されています。

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ヤマハルーターにインターネット接続設定をして、
ヤマハルーターのLAN側に、バッファローWSR-1800AX4を設置します。
WSR-1800AX4は、Wi-Fi6に対応していて、IEEE802.11axでのWi-Fi通信に対応しています。

中継機としては、WHR-1166DHP3を使いました。
この機種はIEEE802.11acに対応していますが、Wi-Fi6から見ると一世代前の
Wi-Fiルーターということになります。

WSR-1800AX4を親機とし、WHR-1166DHP3を中継機として動作検証してみました。中継機を設置することで得られるメリットを3つ紹介したいと思います。

メリット① エリアを拡大できる。

これが中継機を設置する上で、目的となるケースが多いのではないかと思います。中継機を置くことで親機の電波が届かない範囲まで電波の届く範囲を拡張することができます。

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メリット② 離れた場所の有線接続に便利

最近の家電にはインターネットとの通信が可能なものが増えていると思いますが、例えば、ブルーレイレコーダーにLANのインターフェイスがあって、
そこまで、ルーターからLAN配線するのが難しかったり、LANケーブルが邪魔になってしまうこともあると思います。
そんな時に、中継機をブルーレイレコーダーの近くに設置することで、接続するLANケーブルを短くして、インターネットとの通信を可能にできます。

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メリット③ 最新のWi-Fi6に対応できない端末の救済

WSR-1800AX4は、Wi-Fi6に対応していて、IEEE802.11axというWi-Fiの規格になるのですが、古い端末(PC)の中には、1800AX4のSSIDが表示されないものがあります。

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Wi-Fiのドライバーを最新にすることで問題を解消できるケースもありますが、解消できないことも実際にあります。
そんな時に、古いWi-Fiルータ―を中継機にすることで、古い端末でもSSIDが見えるようになりWi-Fiの通信が可能になります。

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中継機に親機のSSIDが引き継がれるため、親機に設定した同じSSIDを利用することが可能です。

WHR-1166DHP3を中継機にするために、ディップスイッチを
Bridgeにする必要がありました。

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実機での動作検証については、この動画にてご確認いただけます。

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